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【第三話 千の偽り万の嘘 僕に釣られてみる?】 -4

時を走る電車の中。
トウカは美形のイマジンの襟首を捕まえてわめいていた。
『よくも岬の体を好き勝手にしたな!』
『君だって岬君の体で暴れまわってるんじゃないのかい?』
『アタイは戦いや出なくちゃ行けないときにしか出ねぇよ!』
「まぁまぁまぁ、二人とも落ち着いて。
あんまり暴れると、レッドカードで退場になっちゃうよ。」
俺が頭でオーナーの方を指すとオーナーは一枚のカードを取り出す。
カードには“乗車拒否”と書いてある。
「あんまり暴れると本当にこれを使うので気をつけてください。
それより岬君、君は彼女とパスを共有しますか?
彼女とパスを共有しない、と言えば、即刻彼女を退去させますが・・・。」
「それについては本人と話をしたいので、オーナーとハナさんは、少し席を外してもらえますか?」
「分かりました。」
「・・・分かったわ。」
オーナーとハナさんは食堂車から出る。
『お前、分かってんのか!?
お前が憑いたのはなぁ!』
いきなりトウカが食って掛かる。
『分かってるよ。
特異点でしょ?』
『テメェ、分かってたのかよ!?』
『デメリットなくしてメリットなし』
『あぁ?どういう事なんだ?』
「特異点のメリットを取ったんだよ。」
俺がトウカに解説してやる。
「特異点は時間からの影響は受け付けない。
さらにある程度までだったら逆に時間に影響を与える事が出来る。
前にトウカが実体化したときに実体化が無効になっただろう?
あれは俺のトウカと居たいって強い気持ちが時の流れを曲げたからだと思う。
同じように、イマジンの居る未来がなくなっても、特異点に憑いていれば時間を捻じ曲げて生きていられるかもって思ったんだよな?」
『だいたいそんな感じだよ。』
『う~ん、分かったような分からないような・・・。』
「つまり、俺とお前はどんな未来になっても一緒って事だよ、トウカ。」
俺がウインクするとトウカの頬が少し赤くなる。
俺は美形のイマジンの方を向く。
「さてと、そんな事は今はどうでもいい。
問題は君をどうするかだ。」
『僕は・・・。』
美形のイマジンは窓の外を見る。
『僕はね・・・あの、時の砂の中に居たんだ・・・。
一人ぼっちで・・・何年も何年も・・・。
時の砂の中をさまよってた。
いつか、あの電車に乗るんだって、砂の味しかしない唇を噛み締めて・・・。』
『お前・・・。』
トウカが涙をこらえながら口を押さえる。
『ようやく手に入れたんだ・・・自由を。』
俺は美形のイマジンに近づいていく。
イマジンが俺のほうを振り向くと、俺はイマジンの顔を流れる一粒の雫を舐め取る。
「ウソツキ。」
イマジンの顔が一瞬で固まる。
「2007年の1月に来たのにどうして何年もさまよえるんだ?
それに実体が無いのに何を噛み締めたって?」
『テメェ、嘘つきやがって!』
トウカは立ち上がり美形のイマジンにつかみかかろうとする。
俺はそれを手で止める。
「だけど、君が流した涙は信じるよ・・・。
ようこそデンライナーへ!」
俺が手を差し出すと、美形のイマジンは笑顔になる。
『ハメたね?』
「千の偽り万の嘘。
人生を面白くするのは千の真実じゃなくて一つの嘘ってのが君の考えだろ?」
『その通り。』
美形のイマジンは俺の右手にその手を重ねる。
「それじゃぁ、二人を呼んでくる。」
俺は一度食堂車を出て、オーナーとハナさんを呼ぶ。
『にぎゃあああぁぁぁぁぁ
やめろぉぉぉぉぉ!』
美形のイマジンがトウカの胸を揉んでいた。
『胸を大きくしたいなら胸を揉まないと駄目でしょ?』
何をしとるか何を!
俺は早足で二人の目の前まで行く。
「トウカをいじめないで?」
可愛く言ってみる。
『・・・!』
美形のイマジンの猛攻が一瞬止まる。
俺はそれを見逃さない!
俺はトウカに飛びつき入れ替わるようにして俺は美形のイマジンの腕の中に納まる。
「簡単に俺に釣られるなんて、カワイイやつめ。」
俺はイマジンの顔をつつく。
『まったく、君にはかなわないよ・・・。』
俺はオーナー達の方を向く。
「コイツは俺が預かります。」
新しい仲間が出来た。




サッカーのグラウンドに降り立つ。
「クールなサウンドを頼むぜ、美形君!」
俺はベルトを巻きつけ、青のボタンを押す。
『仕方ないね。』
「変身!」
装甲がベルトから出てくる。
金色のパーツが変形し、肩と胸に付く。
俺の中にまた、美形のイマジンが入ってくる。
「お前、僕に釣られてみる?」
目の前のカニ野郎に言う。
あ、ハサミ持ってる・・・。
ようやくカニに見えるな。
デンガッシャーを連結しながらカニ野郎に向かう。
『やめろ!貴様らと戦う理由はない!』
「僕にはあるよ。
可愛い子ちゃんの頼みだからね。
お前、僕に釣られてみる?」
スピードがトウカより速い!
これなら!
そう思ったが敵は今度は排除しようとしてきた
はさみを横に振る!
俺はそれを上から見ている。
「戦う理由は無いようだけど、戦う気はあるみたいだね。」
カニ野郎の後ろ頭を蹴り、距離をとる。
「さて、どうしたものかな?」
振り向けばもう居ない!
「あんな速いの、追いつけないよ・・・」
『デンバードを使って!』
「デンバード?」
『デンライナーの先頭車両の中にバイクがある!』
「分かった!」
カニ野郎を追ってデンバードを走らせる!

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VAZNAGE

Author:VAZNAGE
ここまで長生きしちゃうと何だかもう、死の運命云々は逃れられたようですね(;^ω^)ちなみにVAZNAGEと書いて「ばつなぎ」と読んで欲しかったりします。ニコ動にて仮面ライダーの漫画を投稿・・・出来たら良いなぁ

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