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【第三話 千の偽り万の嘘 僕に釣られてみる?】

ちょっと嫌な事があったので早めに寝ることにした。
現実からの逃避、ともいう。
ところが寝ていても現実である。
俺は体を起こし、気分が変わるかもしれないという淡い期待から伸びをする。
大して変わりはない。
そこで今度は口に出してみる。
「さてと、今日も頑張りますか!」
カメレオンイマジンとの対決の後、俺は体を鍛えることにした。
俺の現実ではこんなことやってなかったが、こちらに来てやり始めると意外と楽しいものだった。
現実では忙しくて出来ないのだが・・・。
そんな事をしているのはもちろん戦うためである。
しかし、鍛え抜かれた体より、すこしふっくらしてる方が俺好みなんだけどな・・・。
『へぇ、デブ専なんだ・・・』
「いくら憑いてるっていっても心を読むな心を!
それにデブ専じゃねぇ!
出るとこ出ないで引っ込むとこ引っ込んでないほうが好きなだけだ!」
『寸胴好きの変態じゃねぇか!
つーかアタイが好きってことはアタイも寸胴なのか!!
チクショウ!ゼッテーグラマラスになってやる!』
うん!それも良し!
俺は美しければ何でも良いからな。
『・・・エッチなのはいけないと思います』
トウカを通してナオミちゃんの声が聞こえてくる。
「ごめんね、ナオミちゃん。
今度から気を付ける。」
『アタイにも何か言うことがあるんじゃないのか?』
たしかに、トウカに言わなければならない事があるが・・・。
トウカもそれに
「今は言わないほうが良いかもしれないな・・・。」
『そうか・・・。
この間から気になってたんだが、岬がそう言うのなら仕方がない・・・。』
「すまない・・・。」
『いや、これも岬の考えがあるんだろ?
それならアタイは何も言わない。』
「ありがとう・・・。」
俺は着替えて1階に下りた。



「良ちゃん、頼みがあるんだけど・・・。」
「何ですか?」
食事を終えた俺に、愛理さんが話しかけてくる。
俺はまだミルクディッパーにいる。
良子は別の家に住んでいたが、一応この世界になじむまでは一人暮らしは難しい。
俺はまだ一人暮らしをした事がない、というのが大きいのだが・・・。
「本を取りに行って欲しいの」
「宮○書店、ですか?」
「そう、○脇。
5冊ほど、星の童話を集めた本を予約してたの。
お願いできる?」
これはフラグだ!
・・・とでも言うのが普通なのだろうが、俺は違う。
体は良子なのだ。
決して良太郎ではない。
無茶は出来ないし、下手に事故にまきこまれるわけにも行かない。
だが、次の敵は・・・。
「・・・駄目なの?」
「いや、大丈夫です。
ただ、考え事をしてただけですから・・・。
本を買ってくるんですよね。
分かりました!行ってきます!!」
一応、ハナさんには連絡しておいた方が良いかもしれない。
俺はデンライナーに電話を入れてから不安を抱えつつ書店に向かった。




本の購入を済ませた帰り道のことである。
俺は小学校の近くの道を通っていた。
学校の方からはたくさんの声が聞こえてくる。
さてと、どうしたら石に当たらないだろう?
女の子なんだから顔は大事にしないとな・・・。
自転車を止め、持っていたバンダナを額に巻いた。
そして再び走り出す。
ちょうどそのとき学校から男の子が出てきた。
サッカーのユニフォーム。
学校の中からはまだ応援の声が聞こえてきているので多分途中で抜け出してきたのだろう。
彼の怪我を阻止しなければ・・・。
と思う暇も無く男の子は道端の石を蹴り飛ばす。
額にクリティカルヒット!
痛みに負けてこけてしまう俺。
「すいません、大丈夫ですか?」
男の子が近づいてくる。
「早く逃げろ、ここは危険だ!」
「・・・え?」
男の子の動きが一瞬止まる。

ブォォォォォォォォォォ・・・・・

トラックが来る。
仕方ない!
「イマジン、来い!」
光の玉が空から降りてきた。
だが、それの動きは俺に触れる直前、トラックにぶつかる。
光はフロントガラスに当たると砂になってしまった。
やはり間に合わなかったか・・・!!
俺は男の子を守るために男の子に覆いかぶさる。
トラックが方向を変えて突っ込んでくる!

ガツ・・・ゴンゴンゴンゴン・・・・

俺の上にトラックの荷物が降ってくる!
「ぐわぁ・・・。」
激痛が走る。
気がついた男の子が俺の下から這い出して、俺の肩を揺さぶる。
「お姉ちゃん!
しっかりして!」
「坊主、大丈夫だったか?」
「うん・・・。」
「それなら良かった・・・。」
俺の意識が黒く染まっていく・・・。
俺って気絶キャラなのか・・・?
俺の意識が途切れる寸前、俺の体に何かが入る感覚がした。




目が覚めると見知らぬ天井があった。
ゆっくりと体を起こす。
『やっと気がついたようだね?』
高い男の声が聞こえる。
顔をベッドの脇に向ける。
白い足が空中から生えている。
その下にはすごい美形がいた。
『驚いたよ・・・まさか意識が遠のくとつながりが消えるなんて・・・!
そんな話は全然聞いてないからね。』
「あ・・・悪魔・・・?」
少し怖がるような感じで言ってみる。
『酷いなぁ。
僕みたいな美形を見て悪魔だなんて・・・。
まぁ、実体化してなければそう見えたってしょうがないけどね・・・。』
少し凹んだらしい。
「ハハハ・・・、冗談だよ。
だけど俺は独り身じゃないぜ?
良いのか?」
イマジンは
『イマジンのこと、よく知ってるみたいだね・・・。
僕だったらかまわないかな?
だってこんな美人と一緒にいられるんだから。』
やはり女好きか・・・。
『岬、大丈夫なのか!?』
トウカの声がする。
「おう、大丈夫だよトウカ。
心配かけたね。」
俺の中にトウカが入ってくる。
『心配かけさせやがって!』
俺の感覚はそのままに、トウカは腕だけを操り俺の乳を揉んでくる。
「やめろトウカ!
ごめん、俺が悪かった!
誤るから許してくれ!」
とか言いながら俺はトウカとの遊びを楽しんでいる。
『良いねぇ!
女の子同士の遊び!
しかも一人がもう一人を操ってるなんて!!
大興奮だよ!』
美形のイマジンが覗き込んでくる。
トウカはそれに気づき、完全に俺に入ってくる。
「こいつ、誰だ?」
『俺の新しいイマジン』
トウカは身構える。
『大丈夫だよトウカ。
彼は敵じゃない・・・。』
『僕は女だよ?』
トウカは止まってしまう。
いや、俺がショックで固まってしまったのだろうか?
「・・・変態だな・・・。」
『まったくだ』
同意してしまう。
もっとも、俺は良子の中に入って生活しているので人のことは言えないが・・・。
突然、俺の鼻がヒクヒクと動く。
「どうやらイマジンがもう一匹居るみたいだな・・・。
岬、行けるか?」
『あぁ、大丈夫だと思う。』
「それじゃぁ行くぜ!」
『病院だからあまり派手にスンナよ!』
「分かってるって」
派手にするなと言ったのに、俺の脚は駆け出していた。
まぁ、仕方ないか・・・。
俺の目の前の光景は異様に早く移り変わった。
進み方はそれだけでアクション映画の盛り上がりを見せた。
隣の病棟まで1分30秒。
気持ち悪くて上手く表現できない自分が悔しい・・・。
「ここか・・・。」
ドアを開ける。
緑のイマジンがそこにいた。
「そこを動くなよカニ野郎!!」
いや、カニに見えねー!!
「うううりゃぁ!」
床を蹴る。
そして拳を思い切り突き出す。
『ふん!』
緑のイマジンは開いていた窓から外へ逃げる。
2階なので怖いのだがイマジンを追って外に出る。
だが、周りを見渡してもイマジンは居ない。
「チクショウ、逃げられたか・・・。」
小石を拾う。
「なーんてな!」
小石を背後に投げる。

ゴッ・・・・・・

壁の崩れる音がする。
振り向けばカニ!
『何で分かった!』
「アタイは鼻が良いんだよ!!
変身!!」
俺の腰にベルトが現れる。
ベルトのボタンを押し、パスをセタッチする。
“ソードフォーム”
俺の体が真っ赤に燃える!!
「アタイ、参上!!」
『貴様、仲間のくせに何故邪魔をする!?』
「お前らを救うため・・・らしいぜ!」
・・・トウカ、ありがとう・・・。
「行くぜ行くぜ行くぜ!!」
カニに向かって突っ込んでいく。
デンガッシャーを振り回すが一向に当たらない。
「動くな!じっとしていろ!!」
『私の目的はお前と戦う事ではない!』
カニが大きくジャンプする!
「待て!、カニが飛ぶな!!
てぇい!!」
近くにあった石を投げるが、そんなものでは傷一つつけられない。
「チッ・・・逃げられたか・・・。」
ベルトを外し、トウカが抜ける。
俺は全身を駆け巡る激痛に膝をつく。
『おい、大丈夫なのか?』
「いや、原作の感じで動いてたら駄目だな・・・。
というか、イマジンにたどり着くまでが無茶のしすぎだ・・・。」
常人にあんな動きが出来るわけが無い!
『アタイは・・・!
いや、ごめんな、岬・・・。』
「いいさ。
正義のため、イマジンと人類を守るため、頑張ってくれたんだからな」
「何を独り言を言ってるんだい、良子ちゃん?」
ビクゥッ!!
振り向けば見知った顔。
「オットセーさん!」
「尾崎だよ!!
それで、どうしてこんな所に居るの?
事故で大怪我したって聞いたから飛んできたのに・・・。」
全くもってその通りです。
なんだか力が抜けてしまう。
それと同時にオットセー、もとい、尾崎の目が、俺の顔から胸へ移る。
つられて俺も目を自分の胸元へ。
白いお饅頭が二つ・・・。
セクシー!
なるほど、患者服というのを忘れていた。
肩の所がずり下がり、胸半分が露になっている。
俺はずれた服を直し、むっつり尾崎に向き直る。
「む・・・尾崎さん、ちょっと肩、貸してもらえませんか?」
「あぁ、分かった。」
俺はナンパ野朗、もとい、尾崎むっつりに肩を借りて俺の部屋に向かう。
その間、ちらちらと尾崎の視線が胸に刺さった。
いい乳には間違いないが、そんなに見たいものだろうか・・・?

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Author:VAZNAGE
ここまで長生きしちゃうと何だかもう、死の運命云々は逃れられたようですね(;^ω^)ちなみにVAZNAGEと書いて「ばつなぎ」と読んで欲しかったりします。ニコ動にて仮面ライダーの漫画を投稿・・・出来たら良いなぁ

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