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【第二話 サウンドはフォルティッシモ!! 恋の音!鬼の内心(ウチ)】-2

数分後、上手く逃げ切れた俺はデンライナーの中にいた。
「ふぃ~、疲れた・・・。」

パンッッ!!

俺はいきなりハナさんに叩かれた。
「なんであんな事をしたの!?
いくら襲われてたからって、あそこまでする必要はないでしょう!?
警察に追われるほどの騒ぎを起こすなんて・・・。」
俺には冷たいみたいだな。
「確かにやりすぎた・・・反省してる。」
『おい、実際に奴らと遊んだのはアタイだ!
岬のせいじゃねぇよ!』
「いや、トウカにやらせた俺にも責任がある・・・。
すまない・・・。」
「・・・・・・!」
ハナさんは何か言いたそうだったが、俺たちが反省しているのを見ると怒った顔のまま、なにも言いだせなくなった。
「ナオミちゃん、コーヒー!!」
「・・・はい。」
ハナさんの勢いにナオミちゃんもおびえてる。
俺は人を傷付けたくないと言いながら、悪人とはいえ傷つけたのだから、仕方ない。
「どうぞ・・・。」
うわぁ、いつも元気なナオミちゃんが意気消沈してる・・・。
ハナさん、恐るべし!
「・・・言い訳するようで悪いんだけど・・・。
あれ、実はドラマにもあったんだ・・・。」
「完っっっ全に、言い訳ね!!
こんなことぐらいで時の運航が乱れるとでも思ってるの!?」
「そうですねぇ・・・こんな小さなことでは時の運航は変わりませんねぇ・・・。」
知らないうちにオーナーが後ろのほうの座席に座っていた。
「しかし、少しずつでも変えていけば、世界すら変えられる大きな波になるかもしれません。
変えるにせよ、ドラマの通りにするにせよ、慎重に越したことはありません・・・。」
「オーナー・・・!」
『おっさん・・・!』
俺もトウカもオーナーの言葉に救われたような気がした・・・。
「まぁ・・・仕方ないわよね。」
ハナさんもとうとう折れたようだった。
緊張がほぐれたところえでナオミちゃんがコーヒーを持ってくる。
「話は変わりますけど、昨日の夜はトウカちゃんは結構心配してたんですよ、岬ちゃんのこと?
『岬と切れたー!!どうすればいいんだー!?岬は大丈夫なのかー!?』ってね。」
『わーわーわーわー!!』
カワイイ!!
あたふたしたトウカが愛おしい・・・。
「トウカー!!
好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
『にぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!
やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』
俺はトウカに抱きつく。
「ウルサイ!!」

ごぎゅん・・・・・・!

一緒に痛い目を見ました。
『何しやがるこの鼻くそ女!!』
「トウカ!止めろ、そんな事を言ったら・・・!」

ごめす・・・・・・・!

「何で俺が・・・!」
「ふん!!」
ハナさんは怒りながら隣の車両に移る。
『大丈夫か、岬?』
「あぁ、大丈夫だと思う。
ナオミちゃん、氷ある?」
『本当に大丈夫か?
なにも異常はないか?』
そういえばさっきから調子が悪い・・・。
「ごめん、眠いから寝るよ・・・。
多分、夜には“戻ってくる”」
『え?え・・・?』
俺はトウカにもたれかかってそこで意識が途切れた。




ガタンガタン・・・・・・・

体が揺れる感覚に目が覚める。
『よう、起きたか、岬?』
すぐ横にトウカの顔がある。
俺としての現実を一日過ごして、良子としての一日がまた始まる。
ここまで繰り返すと、自分がどちらなのか分からなくなってくる。
「あぁ・・・。」
頭のなかにかかったもやもやを首を振ってクリアにする。
「次の停車は何日の何時何分何秒だ!?
イマジンは俺のいた時間の夜に動き出すんだ!」
『アタイもそれを感じていたんだ。
丁度よかった。
岬がいねぇとアタイは外じゃ動けねぇからな。
次停まるとき降りるぞ!』
俺たちはデンライナーが停まるとすぐに街に飛び出した。



俺はトウカの道案内で、ビル街に来ていた。
「ドラマのまんまだな、ここ・・・。」
『喜んでる暇はねぇぞ。
オイ、降りてこいよ、いるんだろう!?』
周りのビルを見渡す。
よく目を凝らしてみると、1つのビルの5階ぐらいのところに緑色のものが浮かび上がってきた。
「トウカ、あとは任せた。」
『オウッッ!』
トウカが入るとともにカメレオンイマジンが地上に降りてくる。
トウカはひらりひらりと鞭をかわし、ある程度距離をとってライダーパスを取り出す。
「いいか、アタイは変身する前からクライマックスだが、変身するともっとクライマックスだ!!」
わけわかんねぇ・・・。
『何を言ってる!?』
そりゃぁ聞き返すよな・・・。
「最高の前口上だ!!
変身!!」
【ソードフォーム】
俺の体が赤く変わる。
「アタイ、参上!!」
『ほう・・・、お前が特異点に取り込まれた間抜けか?』
「嫌な言い方だな・・・。
アタイはむしろこいつで良かったぜ!
何せこうして遊べるんだからな!」
あ、ドラマと違う。
これはこれでカッコイイな。

パシィ・・・・・・

カメレオンイマジンが鞭で地面を叩く。
「終わらせてやる!
特異点ごとなぁ!!」
「できるいかな?
言ったはずだぜ、アタイはクライマックスだってなぁ!!」
「それがどうしたぁ!」

バシィ・・・・・・ヒュン・・・・・・ガシィ

鞭の攻撃を避け、デンガッシャーで攻撃する。
トウカのラッシュが始まる。
イマジンの胸へ何十発も入れる!
敵のムチが俺の首に向かうが、触れる前に切られてしまう。
ムチを切りながらイマジンに近づく。
敵の胸へ思い切り打ち込む。
敵が吹っ飛んだ!
『今だ!!』
「おうっ!」
デンガッシャーを上段に構える。
「必殺、アタイらの必殺技Part2!!」
デンガッシャーの赤い刃が空中を舞う。
『エクストリームスラッシュ二の太刀!!』
デンガッシャーの刃が敵に向かっていく。
だが、その刃が当たる瞬間、敵イマジンの姿が消えた。

ガゴォ・・・・・・・

辺りに地面がえぐられる音が響く。
「チッ・・・逃げられたか・・・。」
俺からトウカが出ていく。

おもいに~もつを~

携帯が鳴ってる。
「もしもし?」
「岬!こんな時間にどこ行ってるのよ!
また桃太郎女と一緒に悪さしてるんじゃないでしょうね!?」
「違いますよ、ハナさん。
俺はただ、イマジンを追ってきたんです。」
「そう?
・・・なら良いけど。
もう心配させないでよね!!」
「心配してくれたんだ、俺の事・・・。」
「勘違いしないでよね!
アンタがまた迷惑かけたりしてるんじゃないかと心配してたの!」
ツンデレ!?
いや、もちろん最近使われる意味でだけど・・・。
「あぁ・・・そう・・・。
そうな・・・」

ブツッ・・・ツー・・・ツー・・・

中途半端な所で切れた!!
かなり怒ってるかも・・・。
ま、いっか。
さて、帰るかな・・・?
「姉御!!
助けてください~!!」
あれ、山越?
たしか、俺は釘を刺しといたよな、“盗みをするな”って・・・。
何で追われてるの?
山越は俺の後ろに隠れる。
「まさか、借金取りから金を盗もうとしてたんじゃねぇだろうな?」
「違いますよ!
家に化け物が来たんで怖くて逃げだしたんです!
そしたらこいつらに会っちゃって・・・。」
なるぽど!
「そうか、お前も苦労してんだな・・・。」
「呑気に言わないで下さいよ!
俺は好きでやってるわけじゃないんですから!」
男たちのうち、一番大柄な男が俺の胸倉を掴んでくる。
「オメェ、呑気に構えてんじゃねぇ!
昼間は良くもやってくれたな!」
「なんのことですか~?
私は何が何だか・・・。」
演技してみる。
「ふざけるな!!なめてんじゃねぇ!!」
やっぱり無理だったか!
「うふっ☆」
目をパチパチさせてカワイ子ぶりっ子してみる。
「てめぇ!」
男が腕を振り上げる。
と同時に俺は鼻に手刀を当てる。
「がふっ・・・」
男は俺を放してうずくまり鼻を押さえる。
ほかの男たちは大柄の男に駆け寄る。
「今だ!」
俺は山越を連れて逃げる。




「また、助けられちまいましたね。」
「あぁ、なんとか逃げられたな・・・。」
まさかあの一撃で倒せるなんて思わなかった。
結構な時間、二人で逃げ回っていたらしい。
いつの間にか、夜が明けようとしていた。
「きれいな朝焼けっすね。」
「そうだな・・・。」
俺たちはその時になって手を繋いでいた事に気づく。
「わっ!」
「のわぅっ!!」
一気に手を引っ込める。
びっくりした!
は~っ、相手が女だったらよかったのに・・・。
そういえば山越に聞かなければいけないことがあった!
「お前、イマジン・・・化け物に会ったって言ったな?
で、願いは言ったのか?」
「言ってしまいました・・・。
だめでしたか?」
「まぁいいけど。
どうせ金が欲しいって言ったんだろう?」
「いえ、俺、歌の才能が欲しいって言ったんです。
そしたら金も夢も手に入れられると思って・・・。」
『金が欲しいのだな!』
いきなり声をかけられた。
後ろを振り向くと緑の影がこちらに来る。
「うあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
横を見ると山越がいない!!
「畜生!願いを上書きされた!!」
『何を怒ってるんだ?
金を願うことはお前も知っていたみてぇだけど・・・。』
俺は振り向いて真っ白な少女に向かって答える。
「才能なら、イマジンが願いを叶えるまで時間がかかると思ったんだ!
どうやって願いを叶えるか考える時間もあるからな!
だが、金なら簡単だ!
奪えば良いんだからな!!」
俺はイマジンが消えたほうを振り向き、パスを構える!
「変し・・・」
だが俺の体は疲労しきっていて、自分の体を支えることすらできず倒れこむ。
畜生!畜生畜生畜生・・・!!
動けねぇ自分が情けない!!
「トウカ、この体、動かせるか?」
『あぁ。
だけどアタイでもその体でどこまで戦えるか・・・。』
「かまわねぇ!さっさとやつを追うんだ!!」
『下手したら死ぬ!!
アタイもその時は消えちまうんだ!』
トウカが俺の中に入る。
『何をするつもりだ!』
「ミルクディッパーに連れて行く!」
『出て・・・いや、行かないでくれ・・・。
今は・・・俺を守ってくれ・・・。
いつかお前を守れるような、強い男になるから・・・。』
「今はじゃ女だろう?」
『それもそう・・・だな・・・。
それじゃ、頼んだ。』
俺は俺の体をトウカに預け、意識を失わないことに集中していた。
そしてミルクディッパーに着き、椅子に座ったとたん、俺の意識は失われた。

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Author:VAZNAGE
ここまで長生きしちゃうと何だかもう、死の運命云々は逃れられたようですね(;^ω^)ちなみにVAZNAGEと書いて「ばつなぎ」と読んで欲しかったりします。ニコ動にて仮面ライダーの漫画を投稿・・・出来たら良いなぁ

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