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仮面ライダー電R第一話-2

倉庫が立ち並んでいる。
俺はおまわりさんの方を向く。
「ありがとう。
あんたは戻った方がいい。
ここからは一般人は立ち入り禁止だ。
危ないからな。」
「何を言ってるんだ!?」
俺は走り出し、彼も付いてくる。
「俺はヒーローになるんだよ」
「・・・な、どういうことだよ!」
彼は無視して、ハナさんを探す。
「きゃぁぁぁぁぁ!」
女性の悲鳴が聞こえた。
くそっ・・・・・・・どこだ!どこにいる!!
「仕方ないわ!
私が戦うしか・・・・・!
変身!!」

プワーン・・・・・・・

俺がハナさんを見つけた時は、彼女は電王に変身していた。
敵対するのは蝙蝠の化け物。
「イマジン、姿を現せ!!」
やっと追いついたおまわりさんは、地面から人の上半身が現れるのを見て気絶する。
俺の目の前には、地面から上半身を、空中から足を出した白い砂の少女がいた。
『何で気づいた!?』
「特異点だから・・・かもな」
『・・・なんてこった!!』
俺は彼女をじっくり見てみる。
「それにしても、お前カワイイな。」
『・・・な!』
照れてる!
本当にカワイイな。
じゃなくって!
「暴れるのは好きか?」
『おうよ!』
「じゃぁ、お前の望みを言え。
お前が払う代償はたった一つ!!」
『それはアタイのセリフ・・・まぁ良いか。
暴れられるんなら何でもいいぜ』
「じゃぁ、あの女がピンチになったら俺達が一気にカタをつける!
ということで、生暖かい目で見守ろう。」
『そんなの待っていられるか!
あたいだけでも行く!!』
少女は化け物に向かう。
蝙蝠は一瞬気を取られ、ハナさんの攻撃をモロに食らう。
『貴様ぁぁぁ!!』
ヤバッ、気付かれた。
「チックショウ!!
もうなりふり構ってられねぇか!
さぁ、憑依しろ!
でないと俺が死ぬぞ!」
蝙蝠が風で攻撃してくる!
『なっ!間に合わ・・・』

ゴォッ・・・・・・

「ゲホッ・・・ゲホッ・・・。」
「ハナさん!」
電王が盾になって俺を守ってくれた!
彼女は倒れて、変身も解けた。
「借りるぜ!」
俺は素早くベルトとパスを奪うように手に取ると、大声で叫ぶ。
「変身!!」
一瞬ベルトから光が放たれる。
あれ?
お腹がスースーする。
顔、丸出しです。
これが電王ですか?
『な・・・お前も変身しただと!?』
服装が変わって何となく電王っぽくなってる!!
変身したんだ!!
腰のデンガッシャーを連結させる。
ロッドモード!!
「俺、参上!!」
カッコよくポーズを決めてみる。
「俺の戦いにあらすじはねぇ!
最初から最後までクライマックスだからな!
はぁぁっ!!」
化け物に向う。

キィィン・・・・・・キィィン・・・・・・

俺の棒術もなかなかいけるな。
どちらかというと防戦なんだが・・・。
このままじゃ分が悪い。
だんだんと攻撃を防ぎきれなくなっていく・・・!
右手の攻撃を弾く。
その瞬間に怪物は翼で攻撃しようとした。
それを防ごうと後ろへ。
怪物は流れで風で攻撃!
「しまった!!」
大きく吹き飛ばされる俺!
痛い・・・・・・うまく動けない・・・
『おい、あたいにやらせろ!』
「選手交代だ!」
ベルトの赤いボタンを押す。
『ソードフォーム』
赤いアーマーがベルトから飛び出し装着される。
イマジンの少女が体に入ってくる
体がそいつに操られてしまう。
「あたい、参上!!
言っとくがあたいは最初からクライマックスだぜ!」
この立ち回りはカッコいいな!!
デンガッシャーをソードモードに組み替える。
『貴様、何を考えている!?
われらの使命を忘れたか!?』
『過去は変えさせない!!』
大声で叫ぶ!!
「おいおい、あたいもその使命を受けてこの時代に来たんだぞ?」
『暴れることができるなら何でもいいんじゃないのか?』
俺は俺を操るそいつに言ってやった。
「あぁ、その通りだ!」
激痛で動かなかった体が目にもとまらぬ速さで動く!
痛みを抱えながらも確実に敵にダメージを与えている。
「オラオラオラオラオラ・・・・・・・!!」
怪物は耐え切れず倒れてしまう。
「いくぜ、今考えたあたいの必殺技!」
『チョイ待ち。』
俺は待ったをかける。
『今回はキックで決めるべきだ。
そっちの方が様になる』
「そう、なのか?
じゃぁ、決めてやるぜ!!」
デンガッシャーを地面に突き立て、パスをバックルにセタッチする。
『フルチャージ』
「いくぜ!」
『おう!!』
勢いを付けて飛び上がる。
『デンライダーキィィィック!!』
「おりゃぁぁぁぁぁ!!」

ドゴォォォォォォ!!

爆煙を抜け、着地する。
「やったのか?
それにしては手ごたえがなかったような・・・」
『やっぱり、逃げたのか。
蹴りにして良かった。』
「な、まさか逃がすために蹴りにしたのか!?」
『いや、エクストリームスラッシュでも無理だったよ。』
「えくすとりー・・・何だって?』
イマジンの感情が“?”を感じさせる。
『話はコーヒーでも飲みながらゆっくり話そう。
それより、ベルトを外してくれないか?』
「あぁ」
彼女(というか俺でもあるんだが)はベルトをはずす。
すると、体も俺の制御下に戻ってきた。
俺はさっきハナさんを見つけた所まで戻ってみた。
「痛タタタタタタ・・・・・・」
ハナさんは肩を押さえていた。
足取りも頼りない。
「大丈夫ですか!?」
俺は近づく。

パチン

俺は突然の事に驚く。
俺、もしかして叩かれたのか!?
「あなた、何のつもり!?
特異点じゃなければ変身できないのよ!
ひょっとしたら、死んだかもしれないのよ!!
分かってる!?」
彼女は体を俺に預ける。
「でも無事でよかった。」
「心配してくれて、ありがとう」
彼女は緊張が解けたのか、立ったまま、眠ってしまった。
空間に穴が開き、デンライナーが俺達の前に停車する。
俺は大声で叫ぶ。
「ナオミちゃーん!!
ハナさん運ぶの手伝ってー!!」




ナオミちゃんと一緒にデンライナーの食堂車にハナさんを運びいた。
かわいい寝顔だ。
俺はナオミちゃんの方に向き直る。
「さて、自己紹介がまだだったな。
俺の名は横羽岬。
といっても、それも怪しいけどな。
この体の方は野上良子って名前らしい。」
「それって、どういうことですか?」
何と言えばいいのやら。
「俺はある時まで横羽岬って男だった。
そして気づくと『野上良子』になってたという意味。」
「???」
そりゃぁ当然だよな。
俺もよく分かってないんだから。
「難しいことは抜きにしてコーヒー二つ。」
『おいおい、二つも飲むのか?』
俺の体から白い砂が吹き出し、椅子の上に集まり、少女の形を形成する。
「お前の分だよ、トウカ。」
「トウカ?」
少女が聞き返す。
「お前の名前だ。
気に入らなかったか?
桃の花と書いてトウカ。
カワイイと思うが?」
「カワイイ・・・?
そうか・・・カワイイのか・・・
気に入った!
で、何故桃の花なんだ?」
「モモタロスだからな」
「・・・・・・?」
目の前の少女は不思議そうな顔をする。
モモタロスより感情が分かりやすいなぁ。
「俺が男だったって言ったろ?
あれとも関係あるんだ。
俺がいた世界の話だ。
でもハナさんがいたほうがいいな。」
「私が・・・何ですって?」
ハナさんが目を覚ました。
「オーナーさん、今までの話は聞いてました?」
俺は後部座席の方に話しかける。
「えぇ、ほとんど。」
「な、オッサンどこからわいて出た!?」
トウカはどこからともなく現れたデンライナーのオーナーに驚く。
俺は深呼吸して心を落ち着かせる。
「俺が男だったというのはさっき話した通りです。
でも俺がいた世界はこの世界ではないようなんです。
俺のいた世界では、『仮面ライダー電王』って番組をやってたんです。」
「電王!?」
「ほう・・・?」
ハナさんもオーナーも驚いたようだった。
「そして、その番組の主人公の名は『野上良太郎』でした。
第一話冒頭は主人公が自転車ごと木に引っ掛かるシーンでした。
俺も、気付いた時には自転車ごと木に引っ掛かってました。」
ハナさんは少し嫌そうな顔をする。信じられないのだろう。
オーナーに関しては、見ても分からないだろうからスルーする。
「どんなに信じれなくてもいいですが、真実です。
そして、ドラマの通りのことがおこり、まぁ、その主人公と選択を変えたので遠回りしたのですが電王になるにいたったわけです。」
「つまり、君が知っているドラマの内容がそのまま現実として起こったということですね?」
「はい、俺の行動以外は・・・。」
少し間をおいて、オーナーは話し出す。
「君がこの世界に来た理由は、ひょっとしたら今後の展開を知っているからかもしれませんね。
そして、本来の筋書きを変えるためかもしれません。
今の時点で起こった、君が知っているドラマとこの世界での違いを教えてもらえませんか?」
「主人公が男だったのに対し俺は今女であるということ。
ドラマでは起こらない事件が起こり、ハナさんの落したライダーパスを拾わなかったこと。
そして、電王の姿が全身を覆うものではなく、一部肌が露出していること。
最初に憑くイマジンの姿、性格。
さっきのイマジンに使った必殺技。」
あれ、イマジン・・・?大事なことを忘れてるような・・・?
「主人公は、ドラマの電王はどんな感じですか?」
「体はそんなに強くなく、運の悪さじゃギネス級。
でも自分の信じた事に真っ直ぐに進んでいく、そんな好青年でした。」
「なるほど・・・」
「でも初めての戦いで敵をやっつけちゃうなんてすごいですね!」
ナオミちゃんはドラマのまんまだな・・・。
ん?やっつけ・・・てない!
「あのイマジンはまだ倒してない!!」
「ではあなたはそのイマジンを“殺しに”行くのですね?」
「えっ・・・・・・?」
殺しに・・・?
オーナーの言葉に驚く。
考えたこともなかった。
イマジンを倒すって事は奴らを殺すって事だ。
そんな当たり前のことを忘れて、俺はあの番組を見ていたんだ・・・。
俺はトウカの方を見る。
「・・・何だよ?」
トウカの瞳を見て、俺の思いが定まった。
「お前を信じてみるよ・・・。」
「はぁ?」
俺はオーナーの方を向く。
「俺は人間ももイマジン達も助けたい。」
「ではあのイマジンを救いに行きましょう。」
オーナーはそう言った。
「オーナー、どういうことです!?
イマジンは過去を壊して世界をめちゃくちゃにしようとしてるんですよ!?」
ハナさんは声を荒げる。
「彼らがこの時代に来たのは、彼らの時間を確実にするためのものです。
つまり、いつ消えるとも分からない彼らの生き残る手段が、たまたま人間の世界の破滅に繋がるのです。
彼らも生き残りたいがため、仕方なくやっているのですよ。」
俺が来たのは、ひょっとして・・・
「俺がこの世界に来た理由が、ひょっとしたらあいつらを救うために必要なことなのかもしれない。
俺、やってみます。
イマジンも、人も救って見せます!!」
「そうですか。
君の能力なら、できるでしょう。」
「何なんですか、俺の能力って?」
「さて、何でしょうね?」
オーナーは含みを持たせつつ、後部車両へと移動していった。
「ま、物語は始まったばかりだからな。
俺が能力に目覚めなければいけないって事だろう。」
俺は良太郎じゃない。
だから、消させない。

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Author:VAZNAGE
ここまで長生きしちゃうと何だかもう、死の運命云々は逃れられたようですね(;^ω^)ちなみにVAZNAGEと書いて「ばつなぎ」と読んで欲しかったりします。ニコ動にて仮面ライダーの漫画を投稿・・・出来たら良いなぁ

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